コラム記事
column

【経営者様向け】5分でわかる!M&Aのサポート会社とは?費用注意点など基本を解説!

基礎知識・ノウハウ

M&A


今回はM&Aのサポート会社(M&Aのアドバイザリー会社)について、いまさら聞けない基本の部分を解説していきます。

5分程度でわかる内容にまとめていますので、お気軽にお読みください。

それでは、早速見ていきたいと思います。

1.M&Aのサポート会社とは?

M&Aのサポート会社とは、一般的にM&Aが円滑に進むように交渉/アドバイスを行う会社を指します。よく、M&Aアドバイザリー会社という表現をされます。

現在は、M&Aアドバイザリーを専門で行っている会社以外に、金融機関にM&Aの専門部署があったり、会計事務所の方が顧問先のためにアドバイザーを行う場合も増えています。

本章では、上記の方々も含めて、”M&Aアドバイザリー業務を行う企業”を「M&Aアドバイザリー会社」と表現していきます。

2.M&Aのイメージ

M&Aアドバイザーとは、M&Aがスムーズに進むようにサポートする専門家になります。

M&Aのアドバイザーは、主に以下のサービスを行います。

・相手探し
・契約書の雛形の準備
・強み弱みを把握し、円滑にM&Aのサポート
・価格目線の交渉
・条件の交渉(従業員/技術/資格など、様々です)
・デューデリジェンスの実施(簡単に言うと、M&A後に、トラブルにならないよう事前調査を行うこと。)

※デューデリジェンス:詳細調査、買収調査。M&Aを実行するにあたり、対象会社もしくは対象事業の実態や問題点を把握するために実施される調査 。会計士、弁護士、金融機関などの専門家チームを編成して行うことが多い。

続いて、アドバイザー費用について、見ていきましょう。

3.M&Aアドバイザーの手数料体系

主な手数料の種類は以下です。

a.着手金
b.ランニング費用
c.中間報酬
d.成功報酬

成功報酬の算出方法は複数ありますが、今回は割愛します。

手数料を払う経営者様の目線からすると、M&Aの手数料には大きく分けて二つあります。

「スタートからステータスごとに分割して支払うか」、「最後に一括で支払うか」です。

料金体系は、以下のように、M&Aアドバイザリー会社によって様々です。

a.着手金+c.中間報酬+d.成功報酬
a.着手金+d.成功報酬
a.着手金+b.ランニング費用+d.成功報酬
d.成功報酬のみ など

少々余談ですが、成功報酬型(dのみ)が、最後まで費用がかからず良いという声も、もちろんありますが、果たしてそうなのでしょうか。

着手金・ランニング・中間報酬がかかる場合、アドバイザリー会社の時点ごとの強みを活かして、あえて有料設定している場合もあります。ですので、一概にどちらがいいとは言えないのが実情です。

当たり前ですが、M&Aアドバイザリー会社も、自社の専門的スキルやネットワーク費用が手数料に反映されています。

相談側としては、コスト面は非常に重要ですが、それ以上に、自社の価値を最大限に引き出してくれ、かつ自社の思いや希望条件に寄り添い、二人三脚してくれるアドバイザー企業を見極めることが大事です。

次にアドバイザリー契約時の注意点を見ていきましょう。

4.必ず確認したい、アドバイザリー契約時の注意点

普段、契約する機会がない、アドバイザリー契約。

実際に契約するとなった際は、どこに注意すればいいのでしょうか。

今回は、ご質問いただくことが多い、M&Aのアドバイザリー契約の注意点1つに焦点をあて記載します。

それは、つまり何かというと、「専属か非専属か」です。

専属というのは、一社のアドバイザリー会社と専属アドバイザー契約を結ぶ形態です。こちらは、一社に一任するパターンです。基本的には、専属期間が記載されていて、その期間内は、他のアドバイザー企業と、契約ができないようになっています。期間が終了する際は、延長するか解除するか両社間で検討の上決定されます。

一方、非専属というのは、自社(売手/買手)が、複数のアドバイザー企業とアドバイザー契約を結ぶことが可能な携帯です。

じゃあ、どちらがいいの? という素朴な質問が出るかと思います。

アドバイザーを複数契約した方が効率的と考える方もいるかもしれません。

しかし、こちらはケースバイケースです。

なぜかというと、アドバイザー企業A社が、相手探しを戦略的に進めたゆえにスムーズに進んでいた際に、別の角度からアドバイザー企業B社が入ってきて、交渉が止まってしまうというケースもあります。

ですので、アドバイザー契約を結ぶ際に、メリット・デメリットをきちんと把握し、検討したうえで、自社にあった締結方法を選ぶことをお薦めします。

5.どのアドバイザーに相談すれば良いかわからない!そんなときは?

上記1-4について記載していきましたが、そもそも

・どのアドバイザーに相談すればいいかわからない
・金融機関と普段やり取りがない
・近くに相談できる税理士/会計士がいない

というような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

そのような場合は、弊社「M&Aプラス」でも無料相談を行っています。

M&AプラスにはM&Aアドバイザリーの企業が650社強ご参画頂いています。

内訳も、金融機関・会計事務所・弁護士事務所・M&Aアドバイザリー会社など様々です。

M&Aプラスでは、複数の専門家の方から実際にお話をきいて自社に合ったアドバイザーを選ぶことができます。

初期相談を無料・秘密厳守にて行っていますので、お問い合わせフォームよりお気軽にお問合せください。

執筆者
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
イノベーション FAプラットフォーム
アナリスト 櫻井 桃子

関連記事

新型コロナウイルス危機、その影に潜む中小企業が抱える真の課題とは(2020/6/1)

【いまさら聞けない!5分でわかる!】株式譲渡と事業譲渡の違い!(2020/9/2)

【企業の今後が不安な経営者様へ】廃業を選択する前にすべきこと!(2020/10/19)

【売却案件登録のコツ】~マッチング率を高める方法~(2020/12/16)

【買収案件登録のコツ】~マッチング率を高める方法~(2020/12/17)

ネームクリアとは(2021/1/18)

なぜM&Aプラスが選ばれるのか ~M&Aプラス会員増加の理由~(2021/3/29)

2020年「小売業界全体の動向」と「飲食関連の小売業」から読み解く(2021/6/21)

【経営者向け(後継ぎ問題)】子供が後を継がないとなったら、まず考える選択肢2つ(2021/8/23)

【誰にも聞けない】M&Aのイメージは悪いのか?(2021/11/1)

ご案内

会社・事業の譲渡・譲受に係るご相談はこちら(無料)

M&Aプラス ライト会員のご入会はこちら(無料)

M&Aプラス スタンダード会員・プロフェッショナル会員のご入会はこちら(有料)

アカデミー

案件組成からM&A取引実行までのFA業務を学びたい方はこちら(有料)

M&A戦略立案から実行まで、企業内で活きる実務スキルを獲得したい方はこちら(有料)

まずは、
お気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問い合わせください。

WEBから
会員登録